修理の達人ブログ

「修理の達人がリバーサのサービスについての知識や自動車の知識などアップしていきます!」

2010/3/27 土曜日

バンパー補修

結構多くのドライバーの方が経験されていると思うのが

愛車のバンパーを “ぶつけた” or “擦った”

リ:バーサの修理の中にも、バンパー修理の依頼が結構あります。

100327_170502.jpg    

 

ただ、損傷程度によっては修理よりも交換をオススメするケースもあります。

(バンパーの大きな凹み、割れ、穴など・・・)

逆に軽く擦ったような薄いキズは、前回にも触れましたが

「コンパウンド磨き」でキレイになるケースも実際にありますよ。

 

最近では補修の為の商品が豊富に市販されていたりしますので

ご自身でDIY的に補修をされる方もいらっしゃると思います。

もしかしたら中には、修理見積もりを取ったら想像以上にくて

修理を断念された方もいらっしゃるのかもしれませんが・・・(汗

 

ご自身で補修をされる時、一般的には

ごく少ない&小さなキズは『タッチペン』を使われるのですが

それ以外のキズは『缶スプレー』を使用されると思います。しつこいですが

購入される時には、必ずコーションプレートで色番号を確認しましょうネ!

 

ただ・・・缶スプレーの補修って結構大変です。。

しっかりとした準備&順序でやらないと・・・??

 

20091016102322140.jpg      

 

バンパーと箇所は違いますが、写真のような塗料の液タレや 

不思議と塗装に目立つ段差が出来たり etc・・・

また、一から必要になってくる品物を購入していくと

それだけでそこそこな金額になってしまうのは盲点です(笑)

 

作成者: 修理の達人ブログ — 達人 @ 18:18:48

2010/3/20 土曜日

タッチペイントする前に

洗車後などに見覚えのない小キズを発見し、やっぱり気になるので

タッチペンを購入して塗られるユーザー様も多いかと思います。

 

ところが?

 

「塗ったはいいが・・・逆に目立つような気がする!?

そんな思いをされる方も多いかと思います。

濃い色の車だと、大きな失敗や違和感は少ないんですが

薄い色の車だと、逆に目立つケースが多い気がします。

というより?? 

基本的にタッチペンって、そのまま塗ると大抵失敗します (汗

 

そもそも、タッチペンを購入される時に「この色だろう」と感覚で決めて

実際には違う色を購入してしまうようなケースもあるのでしょうか・・・

『塗ったら違う色だった~』と思われるような車を見かける事もあります。 

 

100320_085401.jpg 

購入の前に、まずはコーションプレートで車の色番号を確認しましょう。

 

肝心のタッチペイントをする前に・・・

まずは出来る限りキズを小さくしたいですね!

スリキズであれば、コンパウンドで消えるキズが多々あります。

もちろん、磨き専用のポリッシャーがあれば最高なんですが

手でコンパウンド磨きをしてもある程度のキズは薄くなります。

リ:バーサでもお預かりした車の中に、タッチペンを塗らなくても

磨きでこのキズが消えるのになぁ~と思う時があるんです。

深いガリキズの場合でも、事前にコンパウンド磨きはしましょう!

 

さらにシッカリとした下処理となると・・・

キズの中の汚れやサビを取る為に、耐水サンドペーパーで磨き

スプレーなどで脱脂をして、キズから塗料がはみ出ないように

マスキングテープを貼ると、仕上がりには随分差が出ますよ。

 

オススメ点を挙げると。。 

市販のタッチペンのキャップについている筆を使用するよりは

柔らかめの細い筆を使うと、キズの奥までキレイに塗れます。

その時、筆で『キズを塗る』 (筆を走らせる) のではなく

筆で『キズの溝を塗料で埋める』 (筆で塗料を打つ)

感覚でされた方がキレイに塗る事が出来ると思います。

 

作成者: 修理の達人ブログ — 達人 @ 17:01:30

2010/3/13 土曜日

塗装の見習いのブログ

という訳でいま流行りの(?)スピンオフです。

 

マツダの「プレマシー」が入庫されまして・・・・

今回はバックドアを新品に取り替える事になったのですが

 

車を見てオドロキました。

 

なんと、普通は鉄板であるハズのドアが・・・・ 

 

dscf5967.JPG    dscf5968.JPG

 

プラスチック(樹脂)出来ているではありませんか!!

長年(?)この業界にいますが、実物を見るのは初めてです。。

 

もともと、車の「オーバーハング部分」 

(車の前輪より前、及び後輪より後ろ つまり車の前後の端の部分ですネ)

の重量は、車の性能に大きく影響を及ぼすので、なるべく軽くなるように

各メーカーも色々な工夫をしています。(ヨー慣性モーメントの低減)

例えばアルミ合金でドアを造ったり、一体成型で部品点数を減らしたり。

ただ、アルミは材料が高価(コストがかかる)な為、一部の車種にしか使われていませんでした。

しかも、柔らかい金属なので板金修理が難しいんです。

 

そこでコストと軽量化を両立させた樹脂パーツになったのでしょうね。

と言っても、以前は素材の高さから採用はされて無かったそうですが。。

樹脂化と同時に、周辺の外装部品(スポイラーやガーニッシュなど)を

樹脂部品に一体化する事で軽量化はもちろん、製造工程を簡略化する事でコスト減を実現したそうです。

 

樹脂化の利点は軽量化の他にも

 ・鋼板のプレス成形では出来ない形状の自由度アップ

 ・ぶつけた時に凹みにくい

 ・軽量化により、バックドアの開閉操作が楽

などがあると思います。 

逆に欠点を考えてみると・・・?

磁石が付かない為、初心者マークなどはそのまま付かない

といった感じでしょうか(笑)

 

仕上がりについては、下地処理だけ樹脂専用のモノを使いますが

塗装は従来の(鉄板・アルミと同じ)モノを使いますので、変わりなしです。

ca3g0014.JPG

 

車って日々進化していますね!

僕の技術も早く師匠(達人)に追いつけるように頑張ります!!

 

=塗装の見習い=

 

作成者: 修理の達人ブログ — 達人 @ 14:31:27

2010/3/4 木曜日

フレーム修正

衝突事故などで、車体が大きな衝撃を受けて

中破~大破してしまった時、大抵車体のフレームは歪みます。

そうなってしまうと、外観だけを綺麗に修理しても

本当の意味で回復したとは言えません。

人間で例えると、骨折や骨がズレて身体にひずみが生じてしまうような大ケガをした時に、身体の表面の傷だけ治療した状態ですネ。 

 

車体のフレームが歪んでいたりすると、ホイールアライメント調整等で、正しい数値に収まらなくなってしまい真っ直ぐ走らなくなります。

車の基本である、『真っ直ぐ走る・きちんと曲がる・ピタリと止まる』

この状態に復元する事が、修理の際は最も重要なんですね。 

その為には、「フレーム修正機」で車の寸法をミリ単位で正しい数値に修正する必要があります。

リ:バーサでも、もちろんフレーム修正機は導入しております。

 

近年では、車メーカーはこぞって導入している(もはや当然?)

 

『衝突安全ボディ』 (以前はCMでよく見かけましたね。。)

 

衝突した際に加わる衝撃を、フレーム全体で吸収し

生存空間を確保し、乗員の安全性を高める構造

 

こうしたボディを持つ車を修理するには、フレーム修正機を持つ

工場の技術・ノウハウは必要不可欠です。

特に最近の車のボディは頑丈な『高張力鋼版』を使用していて

従来の鋼板のように“熱で修正をかける”ことが出来ない造りの為

きちんと計測・修正するにはフレーム修正機は欠かせません。

 

作成者: 修理の達人ブログ — 達人 @ 17:27:43

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